看護師転職サイトの「闇」は本当? 面接官が噂を1つずつ答え合わせします

面接官の私は、転職サイトの「闇」を、まだ一度も見たことがありません。
転職サイトには「闇がある」って聞くけど、本当…?
登録したら、ひどい目にあいそうで怖い…。
ネットでそんな噂を見て、登録をためらっている看護師さんは多いと思います。
私は看護師として働きながら、採用担当として面接をしています。転職サイトやエージェントを通して応募してくる看護師さんとも、たくさん会ってきました。
この記事では、よく聞く噂を、採用する側から1つずつ答え合わせしていきます。
この記事を読むとわかること
- ✅ 採用する側から見た、転職サイト経由の応募者の実際
- ✅ よく聞く「闇」の噂は、本当なのか
- ✅ 本当に気をつけたい、転職サイトの使い方
- ✅ 自分に合う転職サービスの選び方
結論|「闇」の多くは誤解。気をつけたいのは使い方
採用する側から見ると、噂されている「闇」の多くは誤解です。
ただ、電話が多いなど、本当のこともあります。
そして、私が一番気をつけてほしいと思うのは、サービスそのものではなく、転職サイトの使い方です。
この記事の後半で、詳しくお話しします。
面接官の私が見てきた、転職サイト経由の応募者
まず、私が採用する側として経験してきたことをお伝えします。
エージェントから、強引に「この人を採ってほしい」と押されたことは一度もありません。
応募者を急かしているな、と感じたこともありません。
「聞いていた条件と違う」と言われたことも、今のところありません。
もちろん、これは私の経験の範囲での話です。すべての転職サイトや担当者がそうだとは言い切れません。
それでも、ネットで言われているような「闇」を、私は採用の現場で感じたことがないのです。
噂の答え合わせ一覧
よく聞く噂を、採用する側から答え合わせすると、こうなります。
| 噂 | 答え |
|---|---|
| ① 手数料が高いから、転職サイト経由は病院に嫌われる | × 誤解 |
| ② 登録すると、今の職場にバレる | × 誤解 |
| ③ 担当者は、病院の内部事情なんて知らない | × 誤解 |
| ④ 電話やメールがしつこい | ◯ 本当のこともある |
| ⑤ 非公開求人なんて嘘 | △ 場合による |
| ⑥ 問題のある職場ほど、転職サイトに求人を出し続けている | △ 場合による |
| ⑦ 推薦文で、応募者を良く見せている | △ 場合による |
ここからは、1つずつ見ていきます。
噂を1つずつ答え合わせ
① 手数料が高いから、転職サイト経由は病院に嫌われる → × 誤解
エージェント経由だと、病院は手数料を払うんでしょ? だから嫌がられるのでは…
私の経験では、どの経路で応募してきたかが、採用の決め手になったことは一度もありません。
私自身は、手数料を支払う立場ではありません。
ただ、院長のそばで見ていても、「手数料を払わないといけないから、こっちの人にしておこう」という話は聞いたことがありません。
むしろ、ちゃんとしたサイトから紹介してもらうと、いい人が来てくれるという安心感を持っているように感じます。
② 登録すると、今の職場にバレる → × 誤解
転職サイトに登録しただけで、採用する側に届く情報は、思っているよりずっと少ないです。
③ 担当者は、病院の内部事情なんて知らない → × 誤解
私が会ったエージェントの担当者には、委員会や看護研究のことまで、職場の内部事情をよく知っている人がいました。
求人票だけではわからないことを聞けるのは、エージェントの大きな強みです。
④ 電話やメールがしつこい → ◯ 本当のこともある
これは本当のことがあります。特にエージェント型のサービスは、連絡が多くなりがちです。
ただ、「一旦保留にしたい」と伝えれば、連絡は落ち着きます。
⑤ 非公開求人なんて嘘 → △ 場合による
非公開の求人はあります。
条件の良い求人ほど、非公開になりやすい傾向があります。
⑥ 問題のある職場ほど、転職サイトに求人を出し続けている → △ 場合による
すべてがそうではありません。ただ、次のような職場は気をつけたほうがよいです。
- いつ見ても求人が出ている職場
- 給料が相場よりあまりに高い職場
⑦ 推薦文で、応募者を良く見せている → △ 場合による
エージェントの推薦文は、だいたい同じような内容です。担当者に熱意があると「熱量がのっているな」と感じることはあります。
でも、推薦文が合否を決めるわけではありません。
採用を決めるのは、これまでの経験と、面接で見える人柄です。
本当に気をつけたいのは「どこでも受かればいい」に見える使い方
ここまでで、転職サイトそのものには、思ったほどの「闇」はないとわかっていただけたと思います。
では、何に気をつければいいのか。私が採用する側として感じるのは、転職サイトの使い方です。
面接をしていると、「この病院がいい」というより、「ある程度の条件で探していて、どこでも受かればいい」と考えているのかな、と思わせる方がいます。
私は面接で、すべての方に「なぜ当院を選んだのか」を聞きます。
条件に合う求人をまとめて紹介してもらい、そのまま応募すると、この質問にしっかり答えられないことがあります。
転職サイトは、たくさんの求人を効率よく探せる便利な道具です。でも、選ぶのは、あなた自身です。
あわせて読みたい
うまくいく人の使い方|したい看護とすり合わせる
採用する側から見て、うまくいっていると感じる使い方は、こうです。
- 条件から求人を探す
- その中から、自分のしたい看護と合っていそうな職場を選ぶ
- エージェントとすり合わせる(職場の雰囲気や、実際の働き方を聞く)
そのためには、自分が本当にしたい看護がわかっている必要があります。
よい転職活動には、自分を見つめ直す時間が欠かせません。
これまでの看護人生と、自分のプライベートの人生。その両方を、一度じっくり深掘りしてみてください。
自分に合う転職サービスの選び方
転職サービスには、大きく2つの型があります。
| 自分で探す型 | エージェント型 | |
|---|---|---|
| 進め方 | 自分で求人を検索して、自分で応募する | 担当者が求人を紹介し、面接の調整などもしてくれる |
| 連絡 | 少ない | 多くなりがち |
| 向いている人 | 自分のペースで探したい人/しつこい電話が苦手な人 | 相談しながら進めたい人/職場の内部事情を知りたい人 |
「闇」が気になって、まだ登録をためらっています…
それなら、まずは自分で探す型から始めてみるのも一つの方法ですよ。
エージェント型の選び方は、こちらでお伝えしています。
→ 看護師転職エージェント徹底比較まとめ
まとめ|「闇」より、自分の軸を持つこと
- 採用する側から見ると、噂の「闇」の多くは誤解
- 面接官の私は、強引に押されたことも、急かしていると感じたこともない
- 採用する側は、手数料で人を選んでいない
- 電話が多いのは本当のこともある。でも「一旦保留」で落ち着く
- 本当に気をつけたいのは、「どこでも受かればいい」に見える使い方
- うまくいく人は、自分のしたい看護をわかったうえで、転職サイトを使っている
転職サイトは、怖いものではありません。
自分の軸を持って使えば、心強い味方になります。あなたが、自分に合う職場に出会えることを応援しています。
✅ 自分のペースで探せる看護師求人サイト「ジョブメドレー」
登録も利用もすべて無料。エージェントがつくタイプではないので、しつこい電話や催促はありません。気になる求人を自分で検索して、納得できたものだけに応募できます。
※公式サイトへ移動します