エージェント経由と直接応募、どっちが有利?面接官の答えは「変わりません」【看護師転職】
応募の入り口で、合否は変わりません。
「エージェント経由と直接応募、どっちが採用されやすいの?」「手数料がかかる分、エージェント経由は不利なのでは?」——応募の方法で迷っている看護師さんは多いと思います。
私は看護師として働きながら、採用面接をする側にいます。エージェント経由の方も、直接応募の方も、たくさん面接してきました。
その立場から、先に答えをお伝えします。どちらで応募しても、採用の判断は変わりません。
では、何で選べばいいのか。この記事では、採用側から見えている本当の違いと、あなたに合う応募方法の選び方をお伝えします。
この記事を読むとわかること
- ✅ エージェント経由と直接応募、採用に差はある?
- ✅ 手数料がかかると、不利になる?
- ✅ 採用側から見た、2つの本当の違い
- ✅ あなたに合う応募方法の選び方
【面接官の本音】エージェント経由と直接応募、どちらが有利ですか
応募の方法が、採用の決め手になったことは一度もありません
正直にお伝えします。応募の方法が、採用の理由になったことは一度もありません。エージェント経由だから採用した、直接応募だから採用した、ということはないのです。
直接応募の方にも、特別な感情はありません
「直接応募のほうが熱意が伝わるのでは」と考える方もいるかもしれません。でも、直接応募してきた方に、特別な感情を持つことはありません。困ることもありません。どちらも、同じように応募してくださった方です。
「なぜ当院を選んだのか」は、全員に聞いています
面接では「なぜ当院を選んだのか」を必ずお聞きします。直接応募の方だけでなく、エージェント経由の方も含めて、全員にです。応募の方法にかかわらず、ここに自分の言葉で答えられるよう準備しておきましょう。
合否を決めているのは、応募の方法ではなく、あなたのこれまでの経験です。くわしくは転職エージェントの担当者が合わない…不利になる?で書いています。
【面接官の本音】手数料がかかるエージェント経由は、不利になりませんか
人のほうが大切です
エージェント経由で採用すると、職場は紹介手数料を支払います。「そのぶん直接応募のほうが喜ばれるのでは」と心配する方もいます。
でも、私の考えは違います。人のほうが大切です。いい方がいれば、お金を支払ってでも来てほしいと思っています。手数料を理由に、エージェント経由の方を不利に扱うことはありません。
ただし、これは私の立場から見た話です
正直にお伝えしておきます。私は経営者ではありません。経営する院長の感情としては、また違うかもしれません。すべての職場で同じとは言い切れませんが、少なくとも採用の現場に立つ私は、手数料で人を選んではいません。
採用側から見た「本当の違い」は2つだけ
違い①:推薦文があるかどうか
エージェント経由の場合、担当者からの推薦文が一緒に届きます。直接応募の場合は、書類だけです。
ただ、届く推薦文はだいたい同じような内容です。紹介文のテンプレートがあるのではないかと感じています。熱量が伝わってくることはありますが、推薦文があるかないかで合否が決まることはありません。実際に届く推薦文の例は転職サイト「登録だけ」は大丈夫?で紹介しています。
違い②:連絡が、直接かエージェント経由か
面接日程の調整などの連絡は、直接応募ならご本人と、エージェント経由ならエージェントとやり取りします。違いはそれくらいです。候補日を複数お出しするので、どちらでも負担の違いは大きくありません。
エージェント経由が向いている人
求人票に書かれていない内部事情を知りたい人
担当者は、病院の内部事情を知っていることがあります。私自身、転職のときに「委員会活動が時間外のこともあるそうです」「看護研究は希望者だけのようです」と、求人票では分からないことを教えてもらいました。
公開されていない求人も見たい人
採用する側として知っておいてほしいのですが、良い条件の求人ほど非公開にされる傾向があります。そうした求人に出会いたい人は、エージェントを使う価値があります。
面接に一緒に来てほしい人
私のときは、担当者が面接に同行してくれて、とても心強かったです。一人で面接に行くのが不安な方に向いています。
直接応募・自分で探すのが向いている人
行きたい職場がすでに決まっている人
働きたい職場が決まっているなら、直接応募で進められます。はじめにお伝えしたとおり、直接応募だから不利になることも、有利になることもありません。
自分のペースで求人を見たい人
「担当者とやり取りするのが負担」「まだ情報を集めている段階」という方は、担当者がつかないタイプの求人サイトで、自分で探す方法が合っています。連絡のペースが気になる方は転職サイトを「しつこい」と感じる看護師へ、登録を迷っている方は転職サイト「登録だけ」は大丈夫?もあわせてご覧ください。
迷ったら、両方を使ってもかまいません
エージェント経由と直接応募は、どちらか一方に決める必要はありません。気になる職場には直接応募しながら、エージェントからも求人を紹介してもらう、という進め方もできます。
同じ求人に重なって応募してしまう心配も、あまりいりません。エージェント経由の場合は、応募の前に「〇〇病院に面接の依頼をします」と伝えられてから進むので、自分でコントロールできます。
まとめ|応募の方法より、「なぜここを選んだのか」
- 応募の方法が、採用の決め手になることはありません。直接応募の方に特別な感情はなく、手数料で不利にもなりません
- 採用側から見た違いは、推薦文があるかどうかと連絡の相手くらい
- 「なぜ当院を選んだのか」は、応募の方法にかかわらず全員に聞きます
- 内部事情を知りたい・非公開求人も見たい・面接に同行してほしい人はエージェント
- 行きたい職場が決まっている・自分のペースで探したい人は直接応募や自分で探す方法
どちらを選んでも、「なぜここを選んだのか」に自分の言葉で答えられるよう準備しておきましょう。