転職への一歩を踏み出したあと、つまづくのが履歴書の作成や面接対策ではないでしょうか?
転職活動において、履歴書は自分をアピールするための第一関門、そして面接は最後のハードルです。
どちらも、準備次第で結果が大きく変わる重要なステップです。
この記事を読めば、履歴書の作成ポイントや面接時の注意点、対策がわかります。
現在面接官を務める筆者が、普段見ているポイントについて解説します
目次
1.履歴書の重要ポイント
履歴書は、面接官にとってあなたの第一印象を決める重要なツールです。
- 丁寧な字で書く
- 誤字脱字に気をつける
- 経歴に嘘はつかない
- 志望動機・アピールポイントにあなたの強みや思いを詰め込む
①丁寧な字で書く
履歴書に書かれた字は、あなたの性格や態度を反映するものです。
丁寧で読みやすい字で記入することで、誠実さや真面目さアピールすることができます。
字が苦手な方も、丁寧に書くことを心がけるだけで印象が変わります。
②誤字脱字に気をつける
履歴書に誤字脱字があると、準備不足や注意力の欠如を感じさせてしまいます。
履歴書を書き終えたら、何度も見直しを行い、誤字脱字がないか確認してください。
また、他人に見てもらうことで自分では気づけなかったミスを発見できることもあります。
③経歴に嘘をつかない
経歴を盛ることは、一時的に有利に働くかもしれませんが、採用後に嘘が発覚すると信頼を失い、最悪の場合は職場を去らなければならなくなることもあります。
自身がない経歴であっても、正直に記載することが大切です。
④志望動機・アピールポイントにあなたの強みや思いを詰め込む
志望動機や自己PRは、履歴書の中でも特に重要な部分です。
ここでは、転職先が求めているスキルを履歴書に反映させることが重要です。求人情報や転職先のホームページをしっかり読み込み、転職先のニーズに応えるような内容を心がけましょう。
自分の強みを明確にし、どのようにその強みが新しい職場で活かせるかを具体的に記述します。
ホームページを見てもわからないことがたくさんあります。このような時に転職サイトは有効です。たくさんの内部情報を持っていることが多いですので、自分のアピール方向が明確になります。
転職サイトの担当さんが、優しく的確にアドバイスしてくれます
経験豊富な看護師の方は、これまでに得たスキルをどのように新しい職場で活かせる、また今後どのようなキャリアアップを望んでいるのを履歴書に盛り込みましょう。
あなたの経験やスキルが、新しい職場でどのような価値を提供できるかを具体的に記載することがポイントです。
キャリアの浅い看護師の方は、なぜ前職をやめるのかをポジティブに表現しつつ、これまでの経験や強み、転職先で活かせるスキル、今後どのようにキャリアアップしていきたいのかを記載しましょう。
特に1,2年目の方は、基礎教育が終わっていないことを懸念される場合があります。転職理由にしっかりと理由付けができると好印象です。
より印象的な履歴書にするために
履歴書に自分の人間性を示すエピソードを交えた自己アピールを追加すると効果的です。
例えば、「私はよく同僚から”あなたがいるとその場が明るくなるね”と言われます。まわりと協力しながらチームで仕事を進めるのが得意です。」など書いてあるとプラスポイントとなります。
2.面接で成功するためのポイント
面接の第一印象は、見た目から始まります。
清潔感のある服装を心がけ、姿勢を正して面接に臨みましょう。
適度な緊張感を持ちつつも、落ち着いている印象を与えることが重要です。
面接官が見ている3つのポイント
面接官が見ているのは、「人間性」「適応力」「対応力」です。
・あなたはどのような人か
・患者さんにどのように寄りそう人か
・なぜ転職をするのか、なぜ当院を選んだのか
・長く勤められそうか
・新しい職場環境・人間関係にうまく適応できるか
・求められているスキルを持っているか、また今後スキルアップいけるか
・新しい仕事に対して、ポジティブに取り組む姿勢があるか
・困難な患者対応も行えるか
・多重課題時にも落ち着いて仕事ができるか
あなたが現場でどんな風に働いてきたのだろう?という視点で見ています
自分の弱みの伝えかた
面接で自分の弱みを聞かれることがあります。
あまりネガティブに捉えず、改善に向けた取り組みや学びをアピールするチャンスと考えましょう。
弱みをしっかり話せると、「自己分析がしっかりできている方だな」「自分のことを客観的に見ることができる方だな」とプラスに伝わります。
弱みを話す時には、それをどのように改善しているかを一緒に話せると好印象です。
面接に行く前に、自分の強みや弱みについて自己分析しておきましょう!
こちらで詳しく解説しています
まとめ
履歴書の作成と面接対策は、転職活動において、避けては通れない重要ステップです。
自分をしっかりアピールできる履歴書を作成し、面接では自分の強み・弱みを的確に伝えることで、面接官に好印象を与えることができます。
また、転職活動は単に仕事を探すだけではなく、自己成長の機会でもあります。
自分のキャリアをしっかりと見つめ直し、次のステップに向けて万全の準備を整えましょう。
最後に
面接官の視点を理解することが成功への近道です。
履歴書の作成や面接準備において大切なことは、「面接官がどのような視点であなたを見ているか」を理解することです。
面接官は、単にスキルや経験を評価するだけではなく、あなたがその職場でどのように貢献できるか、長く働き続けられるかを見極めようとしています。
そのためには、スキルの羅列だけでなく、自分の人間性や価値観、これまでの経験を通じて得た成長の過程を具体的に伝えることが重要です。
履歴書や面接で自分を過大にアピールするのでなく、誠実に自分の強みと弱みを伝えることで、信頼を勝ち取ることができます。
これは、将来の職場での関係構築にも繋がります。
転職活動は大変かもしれませんが、しっかりと準備を重ね、履歴書と面接において自分を最大限にアピールできるようにしましょう。
あなたの転職活動がううまくいくことを願っています。