職務経歴書の業務内容欄の書き方|看護師転職・科目別例文つき
目次
採用担当者が「業務内容欄」で見ていること
職務経歴書の中で、採用担当者が最も時間をかけて読む箇所のひとつが「業務内容欄」です。
採用面接官としてたくさんの書類を確認してきた経験から言えば、業務内容欄の書き方次第で「この人に会ってみたい」という印象が大きく変わります。
採用担当者が業務内容欄を読むとき、確認しているのは主に以下の3点です。
- どんな患者層・疾患を担当してきたか
- どのくらいの経験年数・スキルレベルか
- 応募先の職場で活かせる経験があるか
「〇〇病棟で看護業務全般を担当しました」だけでは、これらが伝わりません。具体的に書くことが重要です。
業務内容欄の書き方:基本の型
業務内容欄は、以下の「型」に沿って書くと、採用担当者にとって読みやすい内容になります。
- 病棟・部署の概要(病床数・診療科・患者層)
- 主な担当業務(ルーティン業務・特殊処置・夜勤の有無)
- 特記すべき経験・スキル(リーダー経験・指導経験・特定の処置など)
この3つを意識して書くだけで、業務内容欄の質が大幅に上がります。
科目別:業務内容欄の例文
内科病棟
【例文】
内科混合病棟(50床)にて、主に消化器・循環器疾患の患者さんを担当。入退院対応、バイタル測定、点滴・与薬管理、検査出し・検査介助を担当。夜勤あり(月8回程度)。在籍3年目よりプリセプターとして新人看護師1名の指導を担当。
外科病棟
【例文】
消化器外科病棟(40床)にて、消化管・肝胆膵領域の術前・術後管理を担当。ドレーン管理・創部処置・疼痛コントロールを中心に従事。術後せん妄のアセスメントと対応も経験。ICUへの搬送対応あり。在籍2年目よりリーダー業務を担当。
ICU・HCU
【例文】
ICU(12床)にて、重症患者の全身管理を担当。人工呼吸器管理・動脈ライン管理・CHDF操作・各種モニタリングに従事。担当患者数は1〜2名/日。家族へのインフォームドケア・代理意思決定支援も経験。
小児科病棟
【例文】
小児科病棟(30床)にて、0歳〜15歳の小児患者を担当。点滴固定・採血補助・吸入・発達段階に応じたコミュニケーションを実践。保護者への不安軽減・退院指導に注力。医療的ケア児の在宅調整に関わった経験あり。
精神科病棟
【例文】
急性期精神科病棟(50床)にて、統合失調症・気分障害・認知症患者を主に担当。服薬管理・行動制限最小化への取り組み・SST(社会生活技能訓練)補助に従事。身体合併症対応も経験。退院支援・地域連携に積極的に関与。
訪問看護
【例文】
訪問看護ステーションにて、1日あたり5〜6件を担当。主疾患は脳梗塞後遺症・がん末期・パーキンソン病など。バイタル測定・点滴管理・経管栄養・ストーマケア・在宅ターミナルケアに対応。ケアマネジャー・主治医・リハビリ職との連携を積極的に行い、退院直後の患者受け入れにも対応。
老健・特養(介護施設)
【例文】
介護老人保健施設(入所100床)にて、高齢者の健康管理・服薬管理・急変対応を担当。医師不在時の判断・連絡体制の整備にも携わる。介護職へのOJT(感染対策・急変時対応の指導)を担当。ターミナルケアの看取り対応経験あり。
業務内容欄を書くときの注意点
「〜を担当しました」の羅列は避ける
「バイタル測定、与薬、点滴管理を担当しました」という羅列だけでは、どの職場でも当てはまる内容になってしまいます。「どんな患者に」「どのような状況で」「何を工夫したか」を加えると、格段に説得力が増します。
数字を使うと伝わりやすくなる
「大きな病棟」「多くの患者」より、「60床の病棟」「1日10名前後を担当」と数字で示すと、採用担当者がイメージしやすくなります。病床数・夜勤回数・担当患者数・指導した新人の人数など、具体的な数字を積極的に盛り込みましょう。
応募先に合わせて内容を調整する
職務経歴書は応募先ごとにカスタマイズするのが理想です。たとえば訪問看護への転職なら「在宅に関する経験」「多職種連携の経験」を前面に出し、急性期病院への転職なら「処置・手技の経験」「リーダー経験」を強調します。
まとめ:業務内容欄は「スキルの見せ場」
採用担当者として多くの職務経歴書を見てきた中で感じるのは、業務内容欄は「経験の量」ではなく「伝え方の質」で差がつくということです。
- 病棟・部署の概要(病床数・患者層)を書く
- 担当業務を具体的に記載する
- 数字を活用して説得力を高める
- リーダー・指導経験など特記事項を加える
- 応募先に合わせて内容を調整する
業務内容欄を丁寧に書くことで、面接の場での「もっと詳しく聞きたい」という会話のきっかけにもなります。ぜひ時間をかけて作り込んでみてください。