在職中の転職活動|採用担当者から見た注意点と進め方【看護師転職】
「在職中に転職活動するのはバレる?」「面接の日程調整ってどうすればいい?」——採用担当者として、在職中に転職活動している方を何百人も面接してきました。その経験から、在職中の転職活動で気をつけるべき注意点を採用側の視点でお伝えします。
目次
採用担当者がすすめる「在職中の転職活動」の理由
まず大前提として、採用担当者として在職中の転職活動を強くおすすめします。退職してからの転職活動には、経済的不安から来る「焦り」が生まれやすく、冷静な職場選びができなくなるケースを何度も見てきています。
在職中であれば、「いい求人がなければ今の職場で続ける」という余裕を持てます。この余裕が、転職先選びの質を高めます。
採用担当者から見た「在職中転職活動あるある」の注意点
⚠️ 注意点①:現職にバレるリスク
在職中の転職活動で最も多い心配がこれです。採用担当者として言えることは、転職活動自体が現職にバレることはほぼありません。ただし、以下のケースは注意が必要です。
- SNSでの発信:転職活動の状況をSNSに投稿するのはNG。同僚や上司の目に触れる可能性があります
- 同業者・知人が多いエージェントの利用:地域が狭い場合、エージェントのコンサルタントが現職の人と知り合いというケースもゼロではありません
- 職場近くでの面接:現職の職場と応募先が近い場合、出入りを目撃されるリスクがあります
- 健康保険証の切り替え:転職前に保険証が変わるケースはありません。在職中の転職活動では今の保険証を使い続けます
⚠️ 注意点②:面接日程の調整
在職中の転職活動で多くの方が困るのが面接のスケジュール調整です。採用担当者として、在職中であることを正直に伝えてもらえれば日程は柔軟に対応できます。
多くの職場では以下のような対応が可能です:
- 平日夕方(17時以降)や土曜日の面接設定
- オンライン面接(Web面接)への切り替え
- 有休消化日に合わせた面接日程
採用担当者として面接候補者に必ず確認することがあります。「現職中ですか?」——これは在職確認ではなく、日程調整の配慮をするための質問です。在職中であることを隠す必要は一切ありません。
⚠️ 注意点③:応募先への連絡対応
採用担当者からの電話連絡が、職場にいる時間帯に来ることがあります。事前に「日中は電話に出られないため、折り返しになる場合があります」と伝えておくか、エージェント経由の応募にすることでエージェントが連絡の窓口になってくれます。
⚠️ 注意点④:退職交渉のタイミング
在職中の転職活動で最も重要な注意点です。内定をもらう前に現職に退職の意思を伝えてはいけません。
採用担当者として見てきた失敗パターンで多いのが、「転職活動を始めたことを現職に伝えたら関係がギクシャクして、でも転職先も決まらなくて進退窮まった」というケースです。退職の意思は内定後に伝えるのが鉄則です。
⚠️ 注意点⑤:仕事のパフォーマンスを落とさない
転職活動中も、現職での仕事に手を抜かないことが大切です。看護師の世界は意外と狭く、転職先の採用担当者が現職の知人と繋がっているケースもあります。採用担当者として、前職での評判を確認することは珍しくありません。
在職中の転職活動を効率よく進めるコツ
休日・夜を有効活用する
書類作成・エージェントとのやりとり・求人サイトのチェックは休日や夜でも十分できます。採用担当者への書類提出も、メールやエージェント経由であれば時間帯を問いません。
有給休暇を計画的に使う
面接は有給を使うのが一般的です。複数の職場を受ける場合は、有給休暇の残日数を事前に確認しておきましょう。採用担当者に「有給を使って来ていただいた」とわかる場合、それ自体が志望度の高さとして好印象につながることもあります。
エージェントをフル活用する
在職中の転職活動こそ、転職エージェントの活用が効果的です。日程調整・連絡の窓口・条件交渉をエージェントに任せることで、自分の時間と労力を節約できます。
まとめ|在職中の転職活動は「準備と段取り」が9割
| 注意点 | 対策 |
|---|---|
| 現職にバレるリスク | SNS投稿しない・職場近くでの面接を避ける |
| 面接日程の調整 | 在職中であることを正直に伝えて柔軟に調整依頼 |
| 電話対応 | 「日中は折り返し」を事前に伝える・エージェント活用 |
| 退職交渉のタイミング | 必ず内定後に伝える |
| 仕事のパフォーマンス | 最後まで手を抜かない。看護師業界は狭い |
在職中の転職活動は、確かに時間的・体力的に大変です。でも採用担当者として断言します。在職中に動いた方が、転職の質は確実に上がります。段取りを整えて、焦らず着実に進めてください。
次の記事では、複数応募・スケジュール調整のコツを採用担当者視点で解説します。